今日の出来事
令和6年2月15日(木)、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)研究成果発表会を開催しました。
各教室では、「課題探究」の授業で研究してきたテーマについて1年次生79グループがポスター発表、2年次生105グループが口頭発表を行い、生徒同士の質疑応答や教員による審査も行われました。
2年次生の代表6グループがコンテスト部門に参加したほか、3年次生による英語研究発表、鳥取西高等学校、津山高等学校の皆さんによる研究発表もあり、様々な研究内容に触れ、活発な質疑応答が各会場で見られました。
廊下に貼られた2年次生の要旨を読み、興味を持った研究には「いいねシール」を貼るイベントもあり、様々なテーマの要旨を楽しそうに読んでいる生徒たちの姿が多く見られました。
閉会式ではコンテスト部門の上位が発表され、2年次生 村川 健介さん、前田 果奏さん、高間 紫音さん、濵田 未徠さんによる「マッチング理論での理想の席替え」が1位に選ばれました。
全体講評では運営指導委員の鳥取大学医学部生命科学科准教授 吉野 三也氏より講評と助言をいただきました。
今回の発表での指導・助言を今後の探究活動に活かしていきたいと思います。
今日の出来事
令和6年2月9日(金)、講師に千葉大学国際未来教育基幹 三好 荘介 氏をお招きし、2年次生課題探究応用の授業の一環として「創薬の歴史がひも解くイノベーション」と題して、講演会を行いました。
創薬の歴史や現状について、最新のコロナウィルスワクチンの話題まで含めて、大変わかりやすく説明していただきました。特に、発見を社会変革につなげていくことやシグナルに対して先を読むイノベーション思考を持つことの大切さを学びました。
今日の出来事
令和5年1月15日(月)~18日(木)、生徒27名と引率教員3名がSSH沖縄研修に参加しました。
生徒は9月から沖縄科学技術大学院大学(OIST)での英語プレゼンテーションに向けて、フィールドワーク等探究活動や英語による発表・質疑応答の練習を積み重ねて本研修に臨みました。本番では海外のOIST学生に、一人一人が堂々と練習の成果を発揮し、大変有意義な時間となりました。
OISTでの発表以外にも、首里城復元に関する伝統的モノづくりの現場見学や琉球大学教育学部の齊藤先生による「沖縄の自然の特徴-イヌビワ属を例に-」と題した講義および関連するフィールドワークでの亜熱帯独特の植生に関する観察を行いました。また、わんさか大浦パークでの観察は、マングローブ林の役割や抱える問題に関して考える活動を行い、美ら海水族館バックヤード見学では、飼育の現場を見学するなど、いずれも沖縄県でしか味わえない大変貴重な経験となりました。
今回の経験が生徒一人ひとりの探求心をさらに深め、今後の生活に大いに活きることを期待します。
今日の出来事
令和5年12月18日(月)、講師に鳥取大学医学部医学科医学教育学講座の 植木 賢 氏をお迎えし、1年次生課題探究基礎の授業の一環として「医療機器イノベーションと発明教育 ~日本が世界を変える~」と題して講演していただきました。
内視鏡にまつわるお話から医療機器イノベーションの具体例をご紹介いただき、生徒は大変興味を持ちました。また、よりよい社会を作る思いをもって仕事に取り組むことの大切さを学びました。まさに本校のSSH第二期のテーマ「STI(Science Technology and Innovation:科学技術革新)でよりよい社会を目指すチャレンジャーの育成」を象徴する講演会となりました。
この講演会が今後の生徒の探究活動や進路選択、さらに社会に出てからの活動に活かされることを願います。
今日の出来事
令和5年12月9日(土)本校にて、標記の発表会を開催し、自然科学部の生徒が参加しました。
残念ながら他校生徒の参加はありませんでしたが、鳥取県高等学校文化連盟会長 酒井 信彦様の温かいご挨拶をいただき、生徒はおおいに元気づけられました。
その後、12月17日(日)に迫った近畿合同発表会へ参加する研究チームの発表・質疑応答などを行いました。
近畿合同発表会に向けて、リハーサルを兼ねたよい機会になりました。
今後も県下の科学系部活動部員の交流を目指し、積極的に活動していきたいと思います。
今日の出来事
令和5年12月15日(金)、講師に鳥取大学教育支援・国際交流推進機構教養教育センターより 桐山 總 氏をお招きし、2年次生課題探究応用の授業の一環として「研究のまとめ方とプレゼンテーション」と題してオンラインで講習を行いました。
講習では、「学術的な文章の形式と書き方」、「プレゼンテーションの要点」、「文献調査における注意点」、「統計処理における注意点」に分けてご教示いただきました。論文全体の構造や研究の目的など、自分たちの研究について今一度見直す良い機会となりました。
生徒は、今回学んだことを活かし、2月の発表会に向けて、さらに研究を深めていきたいと話をしていました。
今日の出来事
令和5年10月28日(土)、鳥取東高校にて、令和5年度科学の甲子園鳥取県大会が開催されました。1チーム8人で、本校から2チームが参加しました。当日は筆記競技と実験競技が行われ、鳥取県内の高校と競い合いました。結果、Aチームは総合優勝、並びに化学実験競技と生物実験競技で1位を獲り、来年3月に行われる全国大会への出場権を獲得しました。
Bチームは総合の入賞はならなかったものの、物理実験競技で1位に輝きました。両チームともに事前の実験練習への取り組み等努力を重ねた成果が出ました。
Aチームで出場した2年次生 唐下さんは「チームの仲間と意識を高め合い、一致団結して得られた結果だと思います。県予選で見つけた欠点を修正し、本選に向けて万全を尽くします。」と語ってくれました。
今日の出来事
令和5年10月14日(土)、「科学を創造する人財育成事業」が本校を会場に、島根県からは出雲高校、松江北高校、松江南高校、鳥取県内は鳥取東高校、鳥取西高校、倉吉東高校、湯梨浜学園高校の総勢69名の生徒の皆さんの参加を得て、開催しました。
午前中の講演会では、島根大学 名誉教授 社会医療法人さくら会 さくら会病院 副院長 秋山恭彦氏が講演されました。演題は「脳疾患の外科治療学の歴史と展望」で、脳疾患の基礎理解に加え、その治療が試行錯誤の末に現在に至っているという歴史的側面、さらに現在行われようとしている先進的治療方法など分かりやすく説明してくださいました。
講演後の質疑応答も大変さかんに行われ、約1000名が集う第一体育館が質問と回答のやり取りで熱い教室になったようでした。講演を通して、この医療技術の可能性や今後さらに理解を広めていくことの大切さを学ぶことができました。
午後は数学コンテストを含め12分野での科学実験が行われ、本校生徒(希望者)と他校の生徒が切磋琢磨しながら、科学や数学を探究する楽しさを体験しました。
A:数学コンテスト
3人1組のグループに分かれ、難易度別の問題を制限時間内に解き、その時間を競うコンテストでした。徐々にレベルが上がっていく問題に頭を抱えながらも楽しんでいる様子でした。今年度の優勝は鳥取西高校2年生グループでした。
B:物理分野「マイコンとセンサーを用いて物理実験をグレードアップしよう!」
誤差が大きく考察しにくかった単振り子の実験をマイコン&センサーを用いて正確に追究することに挑戦しました。
C:化学分野「ガラス細工に挑戦」
ガラスを熱して、ガラス細工を作成することに挑戦しました。
D:生物分野「生き物を生きたままを観て、形態を識別しよう」
国際生物学オリンピック日本委員会(JBO)派遣講師(JST派遣)による特別講座として、JBO教育支援部会長の石井先生、同じく委員の相馬先生にご指導いただき、ルーペ・実体顕微鏡・光学顕微鏡を使って、生物を正確にスケッチする体験をしました。
E:地学分野「星取県で天体観測を楽しもう♪」
天体観測について学び、簡易型の天体望遠鏡を組み立てました。
今日の出来事
F:情報分野「Raspberry Pi+センサーで身近なデータを集めてみよう」
シングルボードコンピュータ「Raspberry Pi」にセンサーを付けて、音などを検出する実験を行いました。
G:家庭分野「パンケーキの科学」
実際にパンケーキを作りながら、ふわふわの科学に迫りました。
H:防災分野「ボックスティッシュを使った体験型津波建築実験」
特別講座として、東北工業大学建築学部建築学科の船木尚己先生、米子工業高等専門学校総合工学科建築デザイン部門の畑中友先生にご指導いただきました。
ティッシュの空き箱で思い思いの建物模型を作成し、津波を再現する水槽に模型で津波を受けたときの挙動を観察して、津波に強い建物の仕組みを考えました。大学院生の皆さんのご指導もあり、津波の恐ろしさを考える機会となしました。
I:外国人研究者研究紹介「日本在住の外国人研究者から研究の楽しさを学ぼう!」
特別講座として、神戸大学大学院システム情報学研究科のDr. Zhao Fanに『人文学・哲学を「計算可能性理論」で研究するってどういうことだろう?』という文理融合の内容について英語でご指導いただきました。外国で研究を続ける楽しさ、苦労などを伺いました。
J:地歴巡検
毎日登校している学校がどのような場所にあり、周辺にはどんな歴史が隠されているのか教員の案内の元フィールドワークを行いました。
K: NASAゲーム&マシュマロチャレンジ
パスタとマシュマロで高い塔を作るマシュマロチャレンジに加え、NASAゲームで月面から帰還する方法を考えるゲームを行いました。
L: コミュニケーションワークショップ
演劇の観点から、普段のコミュニケーションを円滑にするヒントを学びました。
多くの学びとチャレンジが楽しい雰囲気の中でなされ、「科学を創造する人財育成事業」の充実した一日は終了しました。
来校された69名の各校の皆さん、楽しんでいただけましたか?
ご来校、ありがとうございました。
また、本事業にご協力いただいた講師の先生方に感謝申し上げます。